【完全版】Apollo(アポロ)とは?——破産からの復活、V12「IE」と後継「Project EVO」まで【価格・台数・歴史】

こんにちは。ご訪問いただきありがとうございます。本記事では、ハイパーカー好きなら一度は耳にする Apollo(アポロ) の“破産から復活まで”を、できるだけ分かりやすく短くまとめてお届けします。

前身の Gumpert は、2012〜2013年に販売不振と資金調達の行き詰まりから経営破綻に至りました。のちに2016年に買収・再編されて社名を Apollo Automobil に改めて復活し、2020年には主要持株が移管されて現在の体制が固まりました。代表作は 自然吸気V12 を積む10台限定の「Apollo IE(Intensa Emozione)」で、その血統を受け継ぐ後継「Project EVO」はサーキット志向の超少量生産モデルとして位置づけられています。

会社のタイムライン:破産から再出発へ

  • 2005–2012:Gumpert が「Apollo」を製造。サーキット直系の公道スーパーカーとして注目。
  • 2012:販売計画未達(特に中国)、資金ショートでインソルベンシー申請。
  • 2013:投資家離脱などで破産・清算へ。
  • 2016:香港系コンソーシアムが事業を引き継ぎ Apollo Automobil に改称、再出発。
  • 2020:持株の大半が移り、ハイパーカー(Apollo)× モビリティ技術の二本柱で再編。

なぜ破産?
・想定市場(中国)での販売未達
・出資や追加資金の確保に失敗
超少量・高コスト体質の中でキャッシュが尽きた、という構図です。


破産前に何があった?——Gumpert時代のモデル

  • Gumpert Apollo(2005–)
    4.2L Audi系V8ツインターボ。約650–800hpの仕様(Base/Sport/Speed)。「Apollo S」は英テストトラックで名を上げました。
  • Apollo Speed(2009)
    高速巡航寄りチューニングの上位版。
  • Apollo R(2012・サーキット専用)
    最大 約860hp を謳うトラックモデル。
  • Apollo Enraged(2012・公道最強仕様)
    約780hp3台限定とされた特別版。
  • Tornante by Touring(2011・ショーモデル)
    Touring Superleggera が提案した“ファストツアラー”GT。量産には至らず。

破産直前、上位仕様(R/Enraged)で話題を作ったものの、販売ボリュームが追いつかず資金繰りが悪化しました。


復活後の主役:Apollo IE(Intensa Emozione)

**「エモーション(感情)」**という名のとおり、アナログ濃度と官能に振り切ったピュア系ハイパーカー。

  • パワートレイン6.3L 自然吸気V12(F140系派生)/780PS・760Nm
  • 変速機6速シーケンシャル(Hewland系)
  • 車体カーボンモノコック、車重 約1,250kg
  • 空力300km/hで約1,350kg のダウンフォース(公称)
  • 性能:0–100km/h 2.7秒、最高速 約335km/h(公称)
  • 生産10台限定
  • 新車価格目安€2.3M または $2.67M
  • 日本円の目安:€=¥160/$=¥150換算で 約3.7〜4.0億円

見た目のキモ
巨大リアウイング、センター寄りの三連エキゾースト、露出カーボン。
「速さのための形状」がそのまま造形美になった“ドラゴン”のような存在感です。


後継:Project EVO(Apollo EVO)

IEの血統を受け継ぎつつ、トラック志向をさらに明確化した次章。

  • 初公開:2021年(中国・上海の国際イベント)
  • 特徴:フロントの 星形(X形)DRLシザーズドア、積極的な アクティブエアロ
  • パワートレイン:同系 NA V12(〜780PS) を継承
  • 生産計画10台規模 の超少量
  • 価格目安約$3M(日本円で 約4.5億円
  • 位置づけ:IE=官能、EVO=さらに獰猛。サーキット映えする視覚と空力を手に入れた進化型。

価格・台数

  • IE10台|€2.3M/$2.67M → 約3.7〜4.0億円
  • EVO10台規模(計画)|$3.0M → 約4.5億円
    ※為替・仕様・オプションで実勢は変動。二次流通では希少性ゆえ相場が跳ねる傾向があります。

2025年8月15日に、米国カルフォルニア州カーメルで行われており、Bonhams The Quail Auction主催。
2022年式 Apollo lntensa Emozione


いまのApollo(2025年時点の概況)

  • IE は完売済みとされ、二次流通に稀少出物。
  • EVO はプロト公開後、限られた顧客に向けた超少量展開が前提。
  • 企業体制は買収・再編を経て、“ハイパーカー × 先端技術” の二本柱に。
2025,8.15 オークション落札時の様子

よくある質問(FAQ)

Q. 「破産した会社」って本当?
A. 破産したのは前身 Gumpert。その後に買収・再編され、Apollo Automobil として現在に至ります。

Q. 破産直前にどんな車があった?
A. Apollo(Base/Sport/Speed) を軸に、R(トラック専用) や Enraged(公道最強版)、さらに Tornanteのようなショーモデルもありました。

Q. IE/EVOの魅力は?
A. 自然吸気V12 × 軽量カーボン。数字(2.7秒、1,350kg@300km/h)で語れて、見た目でも刺さる“ピュア体験”です。


まとめ:数字と物語で記憶に残るブランド

  • ビジネス面:破産→買収→再編という資本の再構築でブランドは延命・進化。
  • プロダクト面NA V12 の官能を守りながら、IE→EVOで“獰猛さ”をアップデート。
    Apollo は「物語」と「加速」を同時に更新し続ける、稀有なハイパーカーブランドです。


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