GM(ゼネラルモーターズ)のシボレーブランドが、電気自動車(EV)市場において注目すべき2つの成果を達成しました。
航続距離の限界突破と、販売実績での躍進。この2つのマイルストーンは、EV業界全体にインパクトを与えるものです。

目次
シボレー Silverado EV、1,705kmの走行記録を達成
2026年モデルの「Chevrolet Silverado EV WT」が、ある米国メディアの実験により、1,059マイル(約1,705km)という驚異的な航続距離を達成しました。
テスト条件と走行環境
この記録は一般的な市街地走行ではなく、以下のような最適化条件のもとで行われました。
- タイヤを取り外し、転がり抵抗を最小化
- エアコンや電装系をすべてオフ
- 定速・低速走行を維持
- ドライバー1名のみで荷物なし
なお、同車のEPA航続距離(見込み値)は約793kmとされており、今回の記録はそれを倍以上上回る数値です。ただし、これは実用走行における数値ではない点に注意が必要です。
この記録は、EVの可能性とシボレーの電動化技術の高さを示す一例といえるでしょう。

Equinox EVが7月の非テスラEV販売台数トップに
シボレーのもう1つのEV、Equinox EVは2025年7月、米国市場において「非テスラ製EVで最も売れた車種」となりました。
販売好調の理由
- 価格設定が3万ドル台からと手頃で、初めてのEV購入層に人気
- SUVとしての実用性と日常使いに十分な航続距離
- GMのUltiumプラットフォームにより、生産・供給面でも優位
これまでテスラが独占していたEV販売上位に、シボレーが食い込んだことは、EV市場の競争構造が変わりつつあることを示唆しています。

テスラへの挑戦か、それとも転換点か
これらの成果は、単なる数値や記録の話ではありません。
- Silverado EVは「EVの航続距離は限界的」とする声に対して反証を提示
- Equinox EVは「価格と実用性を両立したEVの需要は高い」ことを実証
EV市場の中心にいるテスラにとって、無視できない動きが始まっています。
GMの今後の展望と戦略
GMは2035年までにすべての新車販売をEVに切り替える計画を掲げており、今回のマイルストーンはその中間地点における大きな成果といえます。今後はBlazer EVや新型Bolt EVなどの展開も控えており、シボレーのラインアップはさらに広がっていく見込みです。
まとめ
| 内容 | 詳細 |
|---|---|
| 航続距離の記録 | Silverado EVが1,705km走破(テスト環境下) |
| 販売実績 | Equinox EVが7月の非テスラ車販売で全米1位 |
| 成功の要因 | 技術革新とコストパフォーマンスの両立 |
| 今後の展開 | GMのEVシフトが加速、競争の激化へ |

